「手をつなぐことって、こんなにも恥ずかしいことだったんだね」と、旦那さんと言い合って笑っていたのは、結婚写真の撮影をした後のことでした。私と旦那さんは、高校生のときからずっとお付き合いをしていて、かれこれ5年間もそのお付き合いを続けてから、結婚することになりました。私たちのお付き合いはというと、まるで友達のような関係で、日頃から手をつないだり、キスをしたりすることはあまりなく、ただいつも一緒に時間を過ごしているというような間柄でした。かと言って、もちろん仲が悪いわけではなく、お互いに心休まる存在だったと思います。そんな私たちは、結婚式を挙げるにあたって、その結婚写真の撮影を行ったのですが、ここでの思い出は、今でも忘れることのできないほどに恥ずかしくて、でもその恥ずかしさこそ、幸せの大きさを感じることができるものでした。ウエディングドレスに身を包んだ私は、そのスタジオに入ろうとしたところ、カメラマンの方が旦那さんに向かって「奥様の手を引いてあげてください」と言いました。このとき、旦那さんはその言葉の通りに、ウエディングドレスで歩きづらい私の手を引いてくれたのですが、このときにつないだ手は、いつぶりだろうかとも思えるくらいに久々のことで、長らく手をつないでいなかったことに気がつきました。手をつなぐことくらい、お付き合いをしてれば当たり前だと思っていたのに対し、身体というものは正直に作られているもので、私も旦那さんも、恥ずかしくて顔が真っ赤になってしまったのです。そんな中で行われた結婚写真の撮影は、お互いに恥ずかしい気持ちのままで行われていき、仕上がったどのショットを見ても、2人ともが顔を真っ赤に染めていました。

そしてその中でも1番にお気に入りのショットは、旦那さんと手をつないでポーズをとっているものです。

私が旦那さんに手を引いてもらっているとき、ふと高校生のときのお付き合いを思い出し、その初々しさを結婚写真に残したいと思いました。そこで私は、カメラマンの方にお願いをして、手をつないでいるところも撮影していただいたのです。その結婚写真に写る私と旦那さんは、まるでお付き合いしたてのときのような表情をしていて、とても可愛らしいものでした。お互いの存在に慣れてしまっていると、手をつなぐことに対する初々しい気持ちは忘れてしまいがちです。結婚写真を撮るときは、この手をつなぐポーズをおすすめしたいと思います。

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